対応規格

ISO9001品質マネジメントシステム

ISO9001とは、国際標準化機構(ISO)にて1987年に制定された品質マネジメントシステムの国際規格です。 2015年に改訂され、顧客満足向上のために会社の質(製品の質、サービスの質、接遇やマナーの質、経営の質、連絡の質、教育の質、設備の質・・・など全て)をマネジメントする規格として世界中に広まっています。

端的にメリットをまとめると…

会社のルール作り(組織体制整備や役割分担を含む)ができる → 効率や生産性が向上 予防処置や再発防止の徹底 → お客様の満足(感動)・安心(信用)が得られる 経営者が理想とする会社に近づける → 経営理念が浸透し、目標管理が徹底できる 会社の永続性が高まる → PDCAサイクルの運用で会社が成長のスパイラルに入る 透明性の保証 → 内部監査や審査により、自己チェック・第三者チェックができる 職員の力量が向上する → 意識改革ができる。それがISO9001という規格の特徴です。

様々な変化への対応と企業の安定性

ISO9001では、様々な会社のルールを文書化します(簡単に言うと、マニュアル・手順書・計画・目標などの設定です)。文書化のメリットは、人に頼らないということです。経営層が交代しても、職員が入れ替わっても、取引業者が変更されても、設備が新しくなっても、法令が改正されても、常に決められた文書通りに仕事が実施されるので仕事のレベルが落ちません。つまり、お客様や取引業者から『安定した企業』として認識されるのです。

ISO14001 環境マネジメントシステム

国際標準化機構(ISO)にて1996年に制定された環境マネジメントシステムの国際規格がISO14000です。2015年に改訂され、地球環境への影響を継続的に改善していくための規格として世界中に広まっています。近年の温暖化や気候変動を考慮すると、環境対策は“企業の社会的責任”であり“最低限のマナー”といえるでしょう。

対外的メリット、社内的メリット

安全な地球環境を維持し、かつ持続的に発展するような社会を作るためには、各個人の環境に対する取り組みだけでなく、(個人に比べて環境に対する負荷の大きい)企業や組織ができるだけ環境負荷を低減するようなシステムが必要になります。そのようなシステムを国際規格として制定し認証するのが ISO14001です。もちろん、社内的なメリットもあります。①ムダを省くことでコストダウンができる(電気、ガス、水、紙、ごみ等)、②近い将来発生するはずの様々な環境規制への備えになる、などです。

ISO45001 労働安全衛生マネジメントシステム

労働安全衛生( Occupational Health & Safety = OHS )マネジメントシステムは、従業員及び関連する第三者の安全・衛生・健康面の管理を、企業経営の一環としてより大きな体系的枠組みに取り入れることにより、その組織を健全・円滑に運営することを実現するための規格です。ISO45001には、適用される関連法規制を順守しながら、継続的に組織の OHSの状況を改善していくためのプロセスが組み込まれています。

ヒヤリハットとは

ヒヤリハットとは、事故や災害には至らなかったが、当事者や周囲の人々がヒヤリとした・ハッとした経験のことをさします。このヒヤリハットを収集分析することで、危険要因を事前に察知し、対策を施すことができます。ISO45001を導入することにより組織全体でヒヤリハットの対策を実施することが可能になります。

導入のメリット

労働安全衛生水準の向上
従業員の安全意識の向上
潜在的リスクの軽減による事故発生の減少
リスクを想定した経営管理体制の構築
労働災害によるコスト負担の軽減
法令順守体制の強化

ISO22000 食品安全マネジメントシステム

現代は、食品の多様化・国際化・広域化が進行し、莫大な量が国際・国内市場を流通し、リスク管理が十分にできない状況にあります。不祥事の多発により、消費者の「食の安全」への関心は高まる一方です。そこに登場したのがISO22000(食品安全マネジメントシステム)です。総合的・体系的な食品安全管理システム対する全世界のニーズに応えて、 HACCPシステム(食品危害分析)とISO9001(品質マネジメントシステム)の考えを組み合わせた新たな食品の安全性に関する規格として2005年に発行されました。

HACCPとの違い

HACCPは衛生管理に特化した仕組みですが、ISO22000は対象組織全体をマネジメントする仕組みです。例えば・・・、『清掃をする』だけでなくその教育をするルールを作る、『設備管理する』だけでなくその監査をする仕組みを作る、というように衛生管理以外の全体的な仕組みも含まれます。また、HACCPは認定団体により基準が異なるなど運用面にばらつきがありますが、ISO22000は国際的な標準です。更に、HACCPは認証の対象が限定されていました(乳、乳製品、食肉製品、魚肉練り製品、容器包装詰加圧加熱殺菌食品、清涼飲料水、のみの認証)。それに対してISO22000は食品サプライチェーンに関わる全ての業者を対象としています(輸送業者や包装資材業者、洗剤や肥料の業者なども含む)。

ISMS ISO/IEC27001 情報セキュリティマネジメントシステム

情報セキュリティマネジメントシステム( ISMS:Information Security Management System )の新しい国際規格として,「ISO/IEC 27001:2013(以下,ISO/IEC 27001)」が発行されました。ネットワーク社会の進展やパソコン、情報システムの普及は利用者に多大な利便性をもたらす一方で、コンピュータウィルス、不正アクセス行為、システムダウンによる業務中断、故意や不注意による情報漏えいなど様々なセキュリティ事件・事故の脅威を生んでいます。このような事件・事故が発生すると企業に対するダメージは計り知れません。企業防衛、取引条件、企業間の信頼性確保の為にいまや情報セキュリティは企業の身だしなみとなっています。

JIS Q 15001 個人情報保護マネジメントシステム

個人情報の漏洩事件が後を絶ちません。いまや卒業名簿もパソコンのデータもお金になる時代です。官公庁や大企業は、個人情報管理が徹底していない会社とは取引をしない傾向にあります。個人情報は、生活の様々な場面で必須です。就職、電話の契約、部屋を借りる、通販でモノを買う・・・、何をするにも個人情報は必要です。しかし、ウィルス、設定ミス、送信ミス、置き忘れ・・・などなど、ちょっとしたことでプライバシー情報は簡単に漏洩します。個人情報漏洩のリスクをできるだけ低減し、顧客や取引先に安心してもらうためには、プライバシーマーク( JIS Q 15001 )のシステム構築が最適です。情報漏洩等のリスクを低減し、適切な仕組みを構築いたします。

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